赤ちゃんの頭のかたち外来について
赤ちゃんの頭の形、気になりませんか?健やかな成長をサポートする頭のかたち外来
「うちの子の頭の形、ちょっといびつかも?」
「向き癖のせいで、いつも同じ場所がへこんでいるような…」
「将来、いびつな頭の形がコンプレックスになったらどうしよう?」
赤ちゃんが産まれてきて、かわいいわが子との毎日はかけがえのない宝物ですね。成長を日々見守る中で、赤ちゃんの頭の形について心配や不安を抱える保護者の方は少なくありません。検診では「大丈夫ですよ」と言われたけれど、やはり気になってしまう。インターネットで調べると色々な情報が出てきて、かえって不安になってしまうこともあるかもしれません。
そんなお母さんの悩みに寄り添い、赤ちゃんの健やかな成長をサポートするために、南魚沼市の六日町こどもクリニックでは「頭のかたち外来」を開設いたしました。
#赤ちゃんの頭の形がいびつになる原因とは?
赤ちゃんの頭蓋骨はとても柔らかく、生後間もない時期は特に、外部からの力によって形が変わりやすい特徴があります。頭の形がいびつになる主な原因はいくつか考えられます。
1. 向き癖
赤ちゃんは、快適な姿勢や向きを見つけると、無意識のうちに同じ方向を向くことが多くなります。これが「向き癖」です。長時間同じ向きで寝ていると、常に重力が同じ場所にかかり、その部分が平らになったり、へこんだりしてしまいます。特に新生児期から首がすわるまでの期間は、向き癖がつきやすく、頭の形に影響を与えやすい時期です。
2. 寝かせ方
うつ伏せ寝ではなく、仰向け寝が推奨される現在、赤ちゃんの頭の裏側全体に重力がかかりやすくなりました。これにより、頭の後ろが平らになる「絶壁」と呼ばれる状態になることがあります。また、ドーナツ枕の使用は、かえって頭の形をいびつにする可能性があるため注意が必要です。
3. お腹の中にいた時の環境
出産前に、子宮の中での赤ちゃんの位置や、羊水の量、多胎児(双子など)であることなど、様々な要因が頭の形に影響を与えることがあります。これは、お腹の中にいる時から頭の一部に圧力がかかっていたためと考えられます。
4. 産道の圧迫
出産時に産道を通る際、赤ちゃんの頭に一時的に圧力がかかり、いびつな形になることがあります。これは通常、時間が経つと自然に元の形に戻ることがほとんどですが、中にはそのまま残ってしまうケースもあります。
#頭の形を整えることの重要性
「たかが頭の形、放っておいても大丈夫なのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、赤ちゃんの頭の形は、見た目だけの問題ではありません。
見た目の改善
いびつな頭の形は、お子さんが成長した際に髪型でカバーしにくかったり、眼鏡やヘルメットが合わなかったりといった、外見上の問題につながる可能性があります。学童期になると、周りの目が気になるお子さんもいらっしゃいます。きれいな丸い頭の形は、お子さんの自信にもつながります。
健康面への影響の可能性
現時点ではまだ十分なエビデンスはありませんが、稀ではありますが、重度の頭蓋変形は、以下のような健康上の問題を引き起こす可能性が考えられています。
噛み合わせの問題: 頭の形のゆがみが、顔面の骨格や顎関節の発達に影響を与え、噛み合わせが悪くなる可能性があります。
斜視や視力への影響: 頭のゆがみによって、目と目の位置関係にずれが生じ、斜視のリスクを高める可能性が指摘されています。
発達への影響: 重度の頭蓋変形は、脳の発達に悪影響を与える可能性も完全に否定はできません。しかし、多くの場合は、頭の形が直接的な発達遅滞の原因となるわけではありません。
これらの懸念を払拭し、お子さんが健やかに成長できるよう、早期からのケアが大切だと考えています。
#当クリニックの頭のかたち外来でできること
当クリニックの頭のかたち外来では、専門の知識を持った医師が、赤ちゃんの頭の形を丁寧に診察し、お母さんの不安を解消できるようサポートいたします。
1. 精密な計測と診断
赤ちゃんの頭の形を、専用の機器を用いて正確に計測します(自費で有料)。現在の状態を客観的な数値で把握することで、どの程度の変形があるのか、今後の改善の見込みなどを詳しくご説明いたします。視診だけではわからない、詳細な状態を把握できます。
2. 生活習慣のアドバイス
向き癖や寝かせ方など、日常生活の中で実践できる頭の形を改善するための具体的なアドバイスを行います。授乳の姿勢や抱っこの仕方、遊び方など、お母さんが無理なく続けられる方法を一緒に考えていきます。当クリニックでは、赤ちゃんの発達や個性を考慮した上で、オーダーメイドのアドバイスを心がけています。
3. ヘルメット治療
重度の頭蓋変形の場合や、生活習慣の改善だけではなかなか効果が見られない場合には、「ヘルメット治療」という選択肢があります。ヘルメット治療は、赤ちゃんの成長に合わせて頭の形を矯正していく治療法です。当クリニックではベリー社のヘルメット治療を実施しており、3Dカメラで頭の形を撮影し、適応となった場合はヘルメット治療を導入いただくことが可能です。
■ヘルメット治療の特徴
頭蓋の変形部分に空間をつくり、自然な成長を促す
頭が硬くなる生後4ヶ月〜8ヶ月頃までの時期に最適
早期に開始するほど、短期間で改善が見込めます
■効果的なタイミング
生後4ヶ月から6ヶ月の間。
生後7ヶ月以降は効果が緩やかになるため、できるだけ早く受診してください。
■装着時間
1日20時間以上、最低でも3~6ヶ月程度の期間 装着します。
■リスク・副作用
皮膚炎やかゆみ、皮膚の損傷などが稀に発生します。適切な管理と頻度で使用してください。
■価格
352,000円(税込)で、3Dスキャン費用と制作費、診察料を含みます。
撮影料は3,300円(税込)です。
※ただし、ヘルメット治療導入の場合は撮影料は352,000円に含まれます
4. 経過観察
軽度な変形であれば、ご家庭でのケアで十分改善することもあります。当クリニックでは、定期的に赤ちゃんの頭の形を計測し、経過を丁寧に観察していきます。気になることがあれば、いつでもご相談いただける体制を整えています。
#保護者の方へ。ひとりで悩まず、まずはご相談ください。
赤ちゃんの頭の形は、生後0ヶ月から6ヶ月頃が特に変わりやすい時期と言われています。この時期を過ぎると頭蓋骨が硬くなり、形が変わり始めるため、早期に発見し、適切なケアを始めることが大切です。
「もしかしたらうちの子も…」
「他の子と比べて、ちょっと違う気がする…」
もし少しでも不安を感じたら、まずは当クリニックの頭のかたち外来にご相談ください(電話、窓口で予約できます)。お話をじっくり伺い、赤ちゃんの状態を丁寧に診察いたします。

